ゲーム配信をしていると、

「配信自体は問題ないのに、プレイ中だけ音がズレている気がする」

そんな違和感を感じたことはありませんか。

私はフォートナイト配信中、

撃ち合いや建築のタイミングで

音がワンテンポ遅れて聞こえる感覚に悩んでいました。

OBSの設定を見直しても直らず、

キャプチャーボードの性能も問題ない。

最終的に分かった原因は、

配信設定ではなく、プレイヤー側の音声の通り道でした。

今回の配信・プレイ環境(前提)

まず、当時の環境を整理します。

  • ゲーム機:PS5
  • ゲーム:フォートナイト
  • キャプチャーボード:AVerMedia Live Gamer Ultra GC553
  • 配信ソフト:OBS
  • プレイ画面:キャプチャーボードのパススルー映像をモニター表示
  • プレイ音声:PCからBluetoothヘッドセットで再生
  • 配信用マイク:USBマイク(配信専用)

重要なのは、

映像と音声を「別の経路」で受け取っていた点です。

音ずれが起きていた状況を正確に整理します


プレイヤー(配信者)が見ていた映像
PS5
→ キャプチャーボード
→ モニター(パススルー)
・専用回路
・OSを通らない
・体感できる遅延はほぼなし

プレイヤー(配信者)が聞いていた音声
PS5
→ キャプチャーボード
→ PC
→ OSの音声処理
→ Bluetooth
→ ヘッドセット
・PCの音声処理を経由
・無線送信による処理遅延あり

つまり、

キャプチャーボードをパススルーした ほぼ遅延のない映像 と、キャプチャーボードからPCへ取り込まれ、OSで処理された結果 わずかに遅れて再生される音声 を、同時に使ってプレイしていました。

この「映像と音声の処理経路の違い」が、プレイ中の違和感の正体でした。

キャプチャーボードが原因ではない理由

ここは誤解されやすいポイントですが、とても重要です。

キャプチャーボードは、

  • 映像と音声を
  • 同期した状態でPC(OBS)に渡しています

そのため、

  • OBS上での映像と音声
  • 配信された映像と音声

これらは ズレていません

実際、視聴者(リスナー)から

音ずれの指摘は一切ありませんでした。


なぜ「配信はズレていない」のか

配信では、

  • 映像
  • ゲーム音
  • マイク音

これらを OBS内でまとめて処理しています。

視聴者は、

映像と音声が

同じ遅延を受けた状態

を見ているため、

相対的なズレが発生しません

ズレを感じていたのは、

配信者本人だけでした。


本当の原因は「PC経由で音を聞いていたこと」

今回の問題を一言でまとめると、

キャプチャーボードやOBSの問題ではなく、

プレイヤーがどこから音を聞いていたかが原因だった

ということになります。

Bluetooth自体も遅延要因の一つですが、

問題の本質はそこではありません。

  • キャプチャーボードで取り込んだ音声を
  • PCで処理し
  • さらに無線で再生していた

この 音声処理チェーン全体 による累積遅延が、

パススルー映像とのズレを生んでいました。


解決した方法

最終的に、構成を次のように変更しました。

  • プレイ音声: モニターの音声出力から 有線で取得
  • 配信用マイク: USB接続(配信専用)
  • OBS設定: 大きな変更なし

映像と音声の基準点を

同じ「モニター側」に揃えたことで、

  • プレイ中の違和感は解消
  • 配信側の音声も問題なし

という状態になりました。


今回の学び

この経験から分かったことは、

  • 音ずれ=設定ミスとは限らない
  • 配信とプレイ体験は別物
  • まずは 映像と音がどこを通っているかを整理する

という点です。

設定を触る前に、

「信号の流れ」を一度図にしてみるだけで、

原因が一気に見えることもあります。


まとめ

ゲーム配信で音ずれを感じた場合、

  • OBS
  • キャプチャーボード
  • 配信設定

を疑う前に、

自分がどこから音を聞いているか

を確認してみてください。

今回のように、

配信は正常でも、

プレイヤー体験だけがズレている

というケースもあります。