雑記

銀座で車を無くした話

最近は、スマホの地図や車のナビゲーションが発達したため、目的地が決まっていれば、その場所の位置関係や、そこまでのルートについてもそれほど事前に準備しなくてもたどり着くように便利になってきました。

その便利な生活には、あっという間に慣れてしまい、スマホのカレンダーにも、時間と目的地を入力しておくことで、現在地の情報から測定してくれるのか、「そろそろ出発する時間です。」と教えてくれます。

その環境は、出かける時のギリギリまで作業ができるので、とても便利です。

そんな便利な環境にも落とし穴があり、やらかしてしまった時のお話ですので、私くらいの詰めが甘い人には、参考になると思います。

最近の便利ツールは無駄を省いてくれて効率的で良い

お客様の会社へ訪問することが決まった時は、いつも車で移動するので、訪問先を住所を検索して周辺に駐車場があることを確認していました。

移動にかかる時間は、今までの経験からざっくり判断して決めていて、遅刻をするわけには行かないので、余裕を持って出発時刻を決めていました。

渋滞を考慮したスケジュールだったりすると、思いの他スムーズに到着してしまい、1時間くらい時間を持て余すこともありました。

そんな時は、車の中で待機したり、近くに喫茶店があればそこで過ごしていました。

時間に間に合わないかもしれないと、焦りながら移動するよりは、何倍も良いのですが、そんな持て余してしまう時間も効率化して、もっと早く仕事を終わらせたいと思っていました。

最近では、地図アプリがだいぶ進化していて、出発時刻や到着時刻を入力することで、道路の混雑状況も予測値から考慮してくれて、持て余してしまう時間を減らすことも可能になってきました。

初めのうちは恐る恐るでしたが、あまりにもちょうど良い時間を案内し続けてくれるので、今では地図アプリが算出してくれる時間でさまざまなスケジュールを立ています。

もちろん、若干のマージンは確保していますが、知らない場所でも同じように移動スケジュールできるので、とても役に立ちます。

最近の便利ツールに頼りすぎると孤独になる時がある

いよいよやらかしてしまった時のことです。

その時の訪問先は銀座だったので、ナビゲーションや地図アプリだけの情報では、渋滞の状況は目まぐるしく変わるので、若干余裕みて出発しました。

予想通り渋滞があり、停めた駐車場から訪問先までの時間を考慮すると、ぎりぎりになってしまいました。

地下駐車場へ車を停め、訪問先へ急ぎ遅刻することなく、打ち合わせもスムーズに終わり、その日の最後の予定だったので、少し早めだけど帰ろうと思いました。

ところが、駐車場の場所がわからなくなってしまいました。

いつもは、停めた場所がわからなくてもスマホの地図アプリに表示されていたのですが、その日は表示されていませんでした。(地下駐車場のせい?)

訪問先からそれほど離れていなかったので、なんとなく道をたどりこの辺りだったような、という記憶から駐車場入口を目指しましたが、行きがぎりぎりだったせいもありまわりの風景の記憶がなく、入り口が見当たりません。

銀座の街で私一人だけが行き先を見失った感じで、人々の流れに乗れない状態でした。

こんなに人がたくさんいるのに、私一人だけ孤独に、自分が車を停めた駐車場の入口を探し続ける状況になりました。

スマホを見ても何も参考にできるものがなく、駐車券も車の中なので駐車場の手がかりになるものはありませんでした。

街ゆく人に、この辺りに駐車場ありませんか?と聞きたくても、そこらじゅうに駐車場はありますし、私が車を停めた駐車場など知っているわけありませんから、聞くに聞けない状態です。

せっかく早めに帰れると思いきや、時間はどんどん過ぎて行きました。

最終的には勘が頼り

地下駐車場ということは間違いがないので、適当な百貨店の入り口から階段を降りて地下の駐車場へ行きました。

その駐車場は地下2階の構造になっていましたが、床や壁の色合いや駐車の仕方の感じでここで合っていると確信がありました。

よく駐車場には番号が書いてあるのですが、それも忘れてしまったので探すしかありません。

地下1階を探しましたが見つからず、結局地下2階で見つけました。

まとめ

結局約1時間、自分の車を探す羽目になりました。

ネットでいつでも欲しい情報が調べられることや、GPSの位置情報で今いる居場所を測定してくれることが当たり前になっていますので、記憶や記録に残さなくても済んでしまうことがだいぶ増えています。

改めて、大事なことは記憶にも記録にも残しておくべきだと思いました。

駐車場に停めたら、駐車場番号と停めた駐車場の情報くらい、写真を撮ったり、しっかり記憶しようと思いました。